 ミズノ株式会社 代表取締役会長 二十一世紀倶楽部顧代表取締役顧問 水野正人氏 |
私と二十一世紀倶楽部とは、すごく初期のころからのお付き合いなんです。
もう20年になるんですね。
これね、自分の実入りのためにやってたら絶対ぽしゃってる。
これだけ続いたのはリターンを求めず、純粋な気持ちでやっているということですよ。
これはすばらしいことだと思います。
これからもその気持ちを持っていけば、さらに長く続くでしょう。
東京五輪を考えるとですね、確かに大事なことだと思うんですが、私は勝つの負けるのっていうスタンスとはちょっと違うんです。
東京が世界の“模範”になればいい。
英語で言うと「ローモデル」ですね。
勝ってNo.1になったけど、そのノウハウは見せないよ、とかじゃなくて、誰にでもオープンに見せてノウハウをあげればいい。
それが「ローモデル」ということだし、世界の上を行くということだと思うんです。
それで、世界のこれからのキーワードは“平和”だという。
五輪にも通じるし、平和はすごく大事なんだけど、その前に来るキーワードがある。
なんだと思いますか?
私は教育だと思うんです。
平和のためには交流が必要、交流のためにはコミュニケーションが必要、コミュニケーションのためには言語が必要、そのための勉強とその仕
組み、教育が大切です。
それは学校で教える勉強だけじゃなくて、家庭でのしつけも、社会での活動もそうだし、まあ死ぬまで人間は学ぶんです。
知識を押し込むだけの教育なんかじゃなくて、生きた人間形成ですよ。
そういう人間形成にスポーツはとても大切だし有用なものだと思うんです。
社会で生き抜く「ファイティング・スピリッツ(Fighting spirits)」がなくて人生どうする?
社会のルールを守らなくて世の中は動くか?
だから「フェア・プレー(Fairplay)」。
そして、友達がいなくて人生が成り立つかと。
つまり「フレンドシップ(Friendship)」。
この3つの「F」を養うのがスポーツなんです。
人はスポーツで成長することができるんですよ。
今、世界中が英語ドミナントで、日本が一番弱いのは言語だということもあって、国際社会で日本が主張することが少ない。
「沈黙は金なり」と言いますが、しゃべらなければ何も認められないですよ。
だからこれからは英語も大切だし、スポーツを通じて、国際社会で通用する日本に育っていかないといけないと思います。 |